ワクチン接種の目的
子犬・子猫は生まれてすぐ母親の初乳から移行抗体という免疫をもらい守られています。
ただし、その免疫は生後50~100日目で徐々に低下していきます。
そのままでは伝染病に対して無防備になってしまうのです。
自分の体に免疫をつくらせて伝染病を予防する目的でワクチン接種をおこないます。
ワクチン接種の注意事項
- 子犬・子猫の1回目のワクチン接種はお家に来てから7〜10日過ぎた頃、健康状態が良いことを確認しておこないます。
- 2回目以降の接種も健康状態の良い時におこないます。
- 可能であればワクチンは午前中に接種して、当日はワンちゃんネコちゃんにアレルギー反応など体調に変化がないかの観察を飼い主様にはお願いしております。
- 子犬・子猫のワクチン接種の場合、1回の接種では十分な免疫が獲得出来ないので2〜3回のワクチン接種をご案内しております。
ワクチン接種の時期
- 生後1日母親の初乳から移行抗体をもらう
- 生後50日頃移行抗体が低下し始める時期1回目のワクチン接種
- 生後90日〜100日移行抗体が完全に失われる時期2回目・3回目のワクチン接種
- 1歳以降ワクチンによる免疫も徐々に低下する毎年1回の追加接種が望ましい
ワクチンの種類
当院では下記のワクチンを接種しています
- 犬10種混合ワクチン
犬ジステンパー,犬パルボウィルス感染症,犬伝染性肝炎,犬アデノウィルス2型感染症,犬パラインフルエンザ感染症,犬コロナウィルス感染症,犬レプトスピラ感染症(4種) - 犬5種混合ワクチン
犬ジステンパー,犬パルボウィルス感染症,犬伝染性肝炎,犬アデノウィルス2型感染症,犬パラインフルエンザ感染症,犬コロナウィルス感染症 - 狂犬病ワクチン
「狂犬病予防法」により、生後90日齢以上の犬に対して、飼い主は登録および年1回の狂犬病ワクチン接種が義務付けられています - 猫4種混合ワクチン
猫ウィルス性鼻気管炎,猫カリシウィルス感染症,猫汎白血球減少症,猫白血病ウィルス感染症