梅雨時期~夏期に発生の多い病気です。犬猫は体温調節を呼吸でおこなう動物です。湿度の高い環境では換気が悪く呼吸が妨げられ、気温の高い日は取り込む空気の温度が高いため体温の上昇がおこります。室内飼育の場合はエアコンを上手に利用しましょう。(梅雨時期はドライ運転で湿度の調節、夏期は冷房運転で温度の調節をするとよいでしょう)屋外飼育の場合は犬舎の設置場所を再確認してください。(日陰が確保できて風通しの良い場所を選んでください)そして水はいつでも飲めるように準備します。散歩の時間帯は早朝か夜にして時間は短めに!!呼吸が荒くきつそうにしている時は熱中症の初期症状の場合がありますので注意が必要です。応急処置はまず第一に体を冷やすことです。お風呂場などで体に水をかけ全身を冷やす、または涼しい部屋に移し保冷剤を首・脇・内股に当てる。呼吸がしやすいように口元のよだれは拭き取ります。応急処置後に動物病院で診察を受けるようにすると救命率が上がります。また、車に乗せた時は車内に置いていかないこと!!エンジンを止めたら必ず一緒に降ろしてください。熱中症は注意すればならない病気ですが、手遅れになると命を落とす病気です。これからの季節ご注意下さい。